株ブログ はっしゃん式 長期株投資

50歳代エンジニア兼業投資家。金融資産2億円に到達。

投資家による投資家のための、持株会で株長者になる方法

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四季報をみると、株主上位に
従業員持株会が入っている
企業を見かけると思います。

今日はサラリーマン投資家の
選択肢の1つである持株会について
書いてみたいと思います。

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持株会とは

持株会は、従業員が給料の一部を積み立てて
自社株式を購入する制度
です。

持株会を通じて購入した自社株は、
単位株まで貯まると自己名義に振り替えて
市場で売却できるようになりますので、
長期間に渡り株式での資産形成手段として
大きな役割を果たします。

株式投資の登竜門

はっしゃんの場合は、
新卒入社が上場企業だったので
そのまま持株会に入会。
株式投資のきっかけにもなりました。

サラリーマンにとって持株会は、
株式投資の登竜門といえます。

持株会での投資については、
賛否両論あると思いますが、
投資家には有利な制度だと思いますので、
最大限に利用すべし
と考えています。

持株会で成功した話は、
あまり聞いたことがありませんが、
はっしゃん自身、少しばかりの持株会長者(笑)
でもありますので、
投資家視点から持株会について
考えてみたいと思います。

ドルコスト平均法

持株会投資は必然的に長期投資、
それもドルコスト平均法になります。
これは、毎月同じ銘柄に同じ金額を
投資し続ける
という方法です。

勤務先が伸び盛りの成長企業の場合、
この方法は非常に有利です。
財形貯蓄の感覚で積み立てておけば、
10年で一財産できることでしょう。
(成長倒れにならなければ)

はっしゃんの場合は、持株会を通じて
退職するまで10年以上、自社株に投資し続けていました。
積立金額は、毎月2-3万円+ボーナス時3倍で、
のべ投資金額は600万円以上です。

また、ドルコスト平均法といっても、
積立金額の変更は可能です。

例えば、はっしゃんの場合は、
ITバブル時に自社株が人気化して
超割高となった期間は、
積立金額を最低単位の1000円に変更、
不利な条件での買いを回避していました。

持株会のメリット

奨励金

持株会の最大メリットとして、
積立金額に奨励金が加算される
ことが上げられます。

比率は5-10%程度のところが多いと思いますが、
中には100%付与される会社もあるようです。
自社の奨励金比率が高い場合はラッキーですね。

例えば、はっしゃんの積立金額が、
600万円で、奨励金が10%だとしたら、
60万円分の奨励金が付与されて、
株式を積み立てていたことになります。

10%であれば、購入した瞬間から、
元本比10%の利益が出ている状態です。
通常取引では、あり得ない有利な条件です。

配当金

持株会では単位株未満の積み立ても含めて、
配当金を受け取ることができ、
自社株に再投資してくれます。

例えば、配当利回りが2%だとしたら、
600万円では12万円相当になります。

さらに配当は毎年もらえますから、
複利効果で雪だるま式に増えていきます

仮に年間40万円(奨励金10%)を積み立てて、
配当利回り2%固定で15年間投資した場合
運用金額を計算してみましょう。

■配当金を含む持株会運用モデル
奨励金10%配当利回り2%の場合の15年運用モデル

600万円が10%の奨励金で660万円になり、
さらに累計配当金額が116.1万円加算されます。
元本から176万円(29.4%)も増える計算です。

実際の配当利回りは、購入時株価や
1株配当によって変動するので、
計算通りにはなりませんが、
複利効果は投資期間が長いほど有利に働きます。

情報優位

持株会もう1つのメリットとして、
(一般の投資家と比べて)
投資対象となる会社のことを
よく理解できる
立場にあることが
あげられると思います。

勤務先だから当たり前ですが、
他の投資家が知ることができない
インサイダー情報も知ることができます。

長期投資では企業分析が基本ですが、
成長戦略や人事情報、売上収支など、
社外秘の情報を含め、詳しく分析できる
勤務先企業は、それだけで検討に値します。

もちろんインサイダー取引は犯罪
ですので、取引には制限がありますが、
(決算前には売却できないなど)
インサイダー情報を知りうる側の人間に、
唯一認められている
のがドルコスト平均法
による長期投資だと言うことです。

ルールをきちんと守るようにすれば、
合法的にインサイダーできている(笑)
ようなものと言えなくもありません。

※なお、はっしゃんが勤務していた会社は、
 さすがに上場企業だけあって、きっちりしていて、
 株価に影響する決算や提携、出資などの情報は、
 発表されて初めて知る状態でした。

持株会のデメリット

倒産リスク

持株会のデメリットとしては、
もし、企業が倒産した場合、
収入と資産を同時に失う
ことが言われています。

ようするにリスク管理の問題ですが、
これは投資や経営のことを知らない
素人の場合のリスクです。

投資家が勤務先で持株会に加入している場合は、
分析により独自にリスク判断できるわけですから、
倒産リスクを相当軽減できると思います。

はっしゃんが持株会に入会した時も、
山一証券の倒産事例などもあり、
敬遠する人は多かったですけど、
株は危なそうという雰囲気で距離を置いている感じでした。

変動リスク

投資家なら知っている話ですが、
ドルコスト平均法といっても、
株式ですので資産変動は大きいです。

にもかかわらず、前述の
インサイダー取引防止のため、
通常取引のように、いつでも
自由に売買できるわけではありません

はっしゃんは持株会の時に、
ITバブルを経験しましたが、
いきなり数倍になったり、
崩壊して数分の1になったり

していました。(笑)

はっしゃんの場合、長期投資指向のため、
積立金額を変更する程度で割り切って放置していましたが、
変動リスクが気になる人にはストレス
になるかもしれません。

なお、急上昇した時に全く売れないわけではなく、
タイミングは遅れますが、売ることは可能です。

上場企業サラリーマンの特権

持株会投資は上場企業に勤務する
サラリーマンのみに許された特権です。

個人的には、上場企業に勤める最大のメリット
持株会投資といっても過言ではないと思います。

逆に言えば、持株会のない会社、
あっても、投資先として不適格な会社には、
雇用契約を結ぶ価値はないと言えます。
会社を選べる立場であればの話ですが。(笑)

退職後は会社を離れることになりますが、
持株会で積み立てた株式は、
自己名義に振り替えて継続保有できます。

はっしゃんは、退職時やその後の急騰時に
一部売却しましたが、残りを長期保有しており、
資産価値は数倍になっています。

持株会で株長者になる方法

長期投資ですので、運不運もあるでしょう。
その会社を選んだのは、あなたです。

1.自社を長期投資先として徹底分析する(継続して)
2.問題なければ上限いっぱいまで積み立てする
3.10年。できれば、それ以上続ける
4.投資の前提条件が崩れたら退会する(インサイダー取引に注意)

まとめ

はっしゃんが持株会を通じて、
ドルコスト平均法という
長期投資の王道を10年以上実践

できたことは有意義でした。

持株会を通じて株式や企業分析に興味を持ち、
多くのノウハウを学びました。
理系の会社でしたから、技術面だけでなく、
ファンダメンタルズも分かると有利でした。

投資家として企業分析に通じることで、
自社と他社を客観的に比較して、
冷静に見る目
を養うこともできました。
隣の芝生が青く見えないとか。(笑)

今でも同じ状況なら
同じことをすると思います。

上場企業サラリーマン投資家のみなさん、
持株会を最大限に活用しましょう

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プロフィール

はっしゃん

はっしゃん

50歳代エンジニア兼業投資家。金融資産2億円に到達。月次情報と理論株価の分析をライフワークに、ストレスのかからない「スロートレード」を実践しています。 [詳細]