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失敗学から紐解く「株式投資のヒューマンエラーにみる脆弱性」

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失敗学から紐解く「株式投資のヒューマンエラーにみる脆弱性」

今回は株式投資における
ヒューマンエラーについて
考えてみましょう。

皆さんは肝心な局面で、
重要な決断が出来ず、
あるいは間違った判断をして
失敗したことはありませんか?

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四捨五入と切り捨て

128.73
576.34
229.69

これらの数字を
 1)小数点以下を四捨五入して記録
 2)小数点以下を切り捨てて記録
というタスクがあったとします。

これだけなら
どちらでも簡単ですよね。

では、同じタスクが1000行あり、
できるだけ速く記録することを
要求される場合はどうでしょうか?

結論としては、
・正確性 (ミスの少なさ)
・記録速度
で圧倒的に切り捨て方式が優位
となります。

切り捨て方式は整数部を単純転記するだけですが、
四捨五入方式では、条件分岐や繰り上がりが発生し、
何倍も複雑なタスクになります。

タスクが複雑になるとミスの発生確率が上がり、
作業効率は低下します。

失敗学とヒューマンエラー

切り捨て方式には、小数点以下の正確性を欠く
というデメリットこそありますが、
速度と単純化やヒューマンエラー回避において、
大きなメリットがあります。

事故や災害、不正事件などの原因を分析、
究明する失敗学という分野がありますが、
失敗の多くは想定外のヒューマンエラー
に辿り着くのだそうです。

人間は必ず失敗するものと考えると、
ストレスがかかる状況
失敗する確率が高くなる方法
は、できるだけ避けることが重要です。

複雑なルーティンであればあるほど、
できるだけルールはシンプルな方がよく、
人が判断を下す工程が必要な場合は、
ヒューマンエラーが発生するリスク
あらかじめ想定しておくべきなのです。

ヒューマンエラーを十分に考慮できていない場合、
そこにヒューマンリスクという脆弱性が残ります。

ヒューマンエラーの原因

以下にヒューマンエラーの
直接的要因について記します。

過失によるもの:不注意 経験不足 思い込み・錯覚 パニック状態
故意によるもの:ルール違反
組織によるもの:引き継ぎ・情報共有ミス 忖度
能力によるもの:能力不足・機能低下

また、間接的な要因としては、
ストレスや想定外の状況発生
などが上げられます。

株式投資の場合は、
 ストレス:含み損
 想定外の状況:暴落下方修正
などになるでしょうか。

株式投資の脆弱性

株式投資を失敗学の観点から見ると、
ヒューマンエラーを回避することが
最も重要なテーマになると思います。

株式投資はリアルタイムで株価が変動し、
財産価値と連動する
というストレス状態のなかで、
正しい判断を要求され続ける過酷なゲーム
です。(笑)

にもかかわらず、個人レベルの株式投資では、
すべてが人の判断に委ねられています。

もし、ヒューマンエラーが原因で失敗しているならば、
失敗する可能性が少ないように工夫することで、
株式投資の問題を解決できるかもしれません。

失敗の分析と改善

まず、失敗の原因を分析することから始めましょう。
株式投資の場合は、
 過失:不注意 経験不足 思い込み・錯覚 パニック状態
 故意:ルール違反
 能力:能力不足・機能低下
あたりが該当する(複数もあり)と思います。

そして、
・何がダメだったのか。
・どの時点で間違ったのか。
・どうすれば防げたのか。
・ルールに不備はなかったか。
などを検証し、改善点を考えます。

例えば、売買であれば、
・逆指値注文
・トレードのシステム化
などのシステマティックなもの
で解決するかもしれません。

マネジメント面では、
・投資ルールの詳細化
・持株管理のシステム化
などに改善余地があるのではないでしょうか。

分析面では、
・株価チャート
・ファンダメンタルズ
による判断基準の明確化はできていますか。

投資スタイルについては、
・長期投資
・株主優待
は、なんとなくストレスが少なそうですよ。(笑)

ヒューマンエラーの観点から失敗を分析し、
投資スタイルを改善していくのは、
スキルアップに効果的な方法だと思います。

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プロフィール

はっしゃん

はっしゃん

50歳代エンジニア兼業投資家。金融資産2億円に到達。月次情報と理論株価の分析をライフワークに、ストレスのかからない「スロートレード」を実践しています。 [詳細]