株ブログ はっしゃん式 長期株投資

50歳代エンジニア兼業投資家。金融資産2億円に到達。

<4689>ヤフー日本初の株価1億円と株式通算819,200分割の全記録

calendar

reload

<4689>ヤフー日本初の株価1億円と株式通算819,200分割の全記録

今回は、ITバブル時に日本初の株価1億円
を記録したヤフーの株価チャートを紹介します。
ちなみに、この株を上場後の初値200万で
買っていたら、今3億円です。

発掘チャートのエントリーは、
様々な銘柄の記憶に残すべき場面を
株価チャートで再現して
振り返っていただこうという企画です。

スポンサーリンク

株価1億円

ヤフー上場はITバブルと重なります。
インターネットが急速に普及した革新期
産業革命をも超える情報革命と呼ばれ、
ネットサービス企業の株価が何十、何百倍
にも跳ね上がりました。

ヤフーの株価が最初に1億円(分割補正後は488円)を
付けたのは2000年1月19日ですが、
さらに株価は熱狂とともに上昇。
同年2月22日には1億6789.9万円を記録しますが、
その後、先導するナスダック市場が陥落。
ITバブルとともに崩壊します。

ちなみに、当時ヤフー株の売買単位は1株でした。
現在は全銘柄が100株単位での売買となっており、
仮に株価1億円では100億円もの資金が必要となります。
今後1億円銘柄が登場する可能性は少なそうです。
(インフレになれば別ですが。)

発掘チャート<4689>ヤフー

■月足チャート(1998年1月-2002年12月)
ITバブル時の株価1億円前後のヤフーの株価チャート

■株価推移
※分割後の株価に補正されています (補正前株価)
1997/11/04 2.44円 (上場初値 補正前: 1,998,848円)
2000/01/19 495円 (日本初の株価1億円)
2000/02/22 819円 (ITバブル高値: 167,899,136円)
2001/09/04 36円 (ITバブル崩壊後安値: 1,880,064円)

ITバブル後の株価は大暴落を余儀なくされ、
頂点から、わずか1年半年余りで
819円から36円へと20分の1以下
厳しい洗礼を受けることになります。

株式分割の記録

ところで、ヤフーといえば、
最も多くの株式分割を行った企業の1つ
としても知られています。

通算で1株を819,200株に分割
1999年から2013年までの
株式分割の全記録を紹介しましょう。

■ヤフーの株式分割記録
1999年03月26日 1:2
1999年09月27日 1:2 (通算 1:4)
2000年03月28日 1:2 (通算 1:8)
2000年09月26日 1:2 (通算 1:16)
2002年03月26日 1:2 (通算 1:32)
2002年09月25日 1:2 (通算 1:64)
2003年03月26日 1:2 (通算 1:128)
2003年09月25日 1:2 (通算 1:256)
2004年03月26日 1:2 (通算 1:512)
2004年09月27日 1:2 (通算 1:1,024)
2005年03月28日 1:2 (通算 1:2,048)
2005年09月27日 1:2 (通算 1:4,096)
2006年03月28日 1:2 (通算 1:8,192)
2013年09月26日 1:100 (通算 1:819,200)

IPO初値: 1,998,848円 (1株)
分割補正後: 2.44円 (819,200株)

その後のヤフー

ITバブル高値の奪還

ITバブル崩壊で株価が急落したヤフーですが、
業績的には増収増益の成長が続きます。
魅力的なサービスを次々と立ち上げ、
ポータルサイトとしての存在感を発揮。

そして、2004年にITバブル高値の奪還に成功。
ライブドアショック前の2005年末には、
950円の最高値を付けました。

しかし、時代はどんどん先へ進みます。
ライブドアショックから1年余り後。
2007年6月に発表された小さな発明が、
その後のネット環境を劇的に変え、
ヤフーの栄華は急速に色褪せます。

それが「iPhone」の登場です。

■月足チャート(1997年10月-2018年10月)
ヤフーの上場から2018年までの20年株価チャート

■株価推移
※分割後の株価に補正されています (補正前株価)
2001/09/04 36円 (ITバブル崩壊後安値: 1,880,064円)
2004/03/30 844円 (ITバブル高値の奪還: 1,350,000円)
2005/12/30 950円 (最高値: 190,000円)

iPhone登場とスマホ全盛

iPhone以降、ネットの主役はスマホに移り、
新しいビジネスが次々と生まれますが、
ヤフーが先頭に立つことはありません。

中核の検索エンジン分野でGoogleに破れたほか、
強みだったメールや掲示板が
スマホと親和性の高いSNSに移行するなど、
主力分野で競合に先行を許します

Google: 検索エンジン、WEB広告、コンテンツ課金で敗北。
Apple: スマホ、コンテンツ課金で敗北
Amazon: Yahoo!ShoppingがAmazonに及ばず
Facebook: SNSで先行を許す

さらに、最近では収益源だったヤフオクが
メルカリに顧客を奪われる
など、
マイナス成長に陥り、株価は低空飛行が続いています。

衰退理由は成長路線が続き、国内では優位にあったにもかかわらず、
イノベーションを生めなかった点でしょうか。
競合は世界に冠するビッグ企業でしたが、厳しいものです。

参考書籍

あとがき

私たちは株価チャートを
結果から見て評価する傾向にありますが、
実際の相場は現在進行形ですから、
当時の業績や市場期待、需給を投影した
株価チャートは貴重な実録データです。

・ブラックマンデー(1987年)
・バブル相場(1989年)
・ITバブル(2000年)
・NYテロ(2001年)
・リーマン・ショック(2008年)
・東日本大震災(2011年)

「賢者は歴史から学ぶ」といいます。
今も昔も株式投資の基本コンセプトは
「将来、値上がりしそうな株を買う」
ということで同じですから、
過去を知るということは、
未来を知ることに通じると思います。

ブログランキング

ブログランキング順位を確認する
にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

この記事をシェアする

プロフィール

はっしゃん

はっしゃん

50歳代エンジニア兼業投資家。金融資産2億円に到達。月次情報と理論株価の分析をライフワークに、ストレスのかからない「スロートレード」を実践しています。 [詳細]