株ブログ はっしゃん式 長期株投資

50歳代エンジニア兼業投資家。金融資産2億円に到達。月次情報と理論株価の分析をライフワークに、ストレスのかからない「スロートレード」を実践しています。

<9984>ソフトバンク株価50倍後80分の1にITバブルの熱狂と崩壊

calendar

reload

<9984>ソフトバンク株価50倍後80分の1にITバブルの熱狂と崩壊

今回は、ITバブル最大の出世株で、
今や日本を代表する企業グループとなった
ソフトバンクの株価チャートを紹介します。

発掘チャートのエントリーは、
様々な銘柄の記憶に残すべき場面を
株価チャートで再現して
振り返っていただこうという企画です。

スポンサーリンク

ITバブルの背景

ITバブルの原点はインターネット登場による
テクノロジー革命とナスダック市場の上昇です。

Windows95の頃といった方が記憶にある方も多いでしょうか。
1990年代後半から急速に普及したインターネットは、
世の中の仕組みを大きく変えてきました。

2018年現在、世界の時価総額上位は、
バークシャー・ハサウェイを例外として、
インターネット関連企業で独占されています。

■世界の時価総額上位企業(2018年9月現在)
1. Apple (米国)
2. Amazon (米国)
3. Alphabet(Google) (米国)
4. Microsoft (米国)
5. Berkshire Hathaway (米国)
6. Facebook (米国)
7. Alibaba (中国)
8. Tencent (中国)

1位のアップルはスマホ世界一
2位のアマゾンはネット小売世界一
3位のグーグルはネット広告世界一

1990年代後半から2000年にかけてアメリカでは、
低金利を背景に多くのITベンチャーが誕生。
イノベーションは新しいビジネスと富を生み、
現在の隆盛につながるITバブルが花を咲かせていました。

発掘チャート<9984>ソフトバンク

■月足チャート(1998年1月-2002年12月)
ITバブル時のソフトバンク株価チャート

■株価推移
※分割後の株価に補正されています
1998/01/16 411円 (東証1部上場 初値)
2000/02/25 22,000円 (ITバブル頂点 53.5倍)
2002/11/18 275円 (ITバブル崩壊後安値 1/80倍)

バブル頂点

2000年当時ソフトバンクはまだ通信事業を
手掛けていませんでしたが、
米ヤフーに先行投資するなど将来性で注目を集め、
株価は1998年1月の東証1部上場から、
わずか2年余りで50倍以上に上昇しました。

その後2000年2月に大天井を打っています。
株式分割を実施していますので、
チャートの株価は当時と違いますが、
当時の高値では198,000円でした。

バブル頂点でのソフトバンクの時価総額は、
同時期のトヨタをも上回っていました。
ちなみに、当時の1位はNTTドコモです。

バブル崩壊

今にして思えば20年前のITバブルでの過剰期待は、
ソフトバンクに限っては正しかったとも言えますが、
アメリカの景気が過熱し、金利が上昇してくると、
まだ実利の少なかったIT投資は抑制されるようになり、
ナスダック市場の暴落とともにバブルは崩壊します。

バブル崩壊後のソフトバンクの運命はハードでした。
大天井後の大底は2002年11月で、ピークから2年半後。
底値275円はピーク時の「80分の1」に過ぎません。
なんと下落率98.75%

その後のソフトバンク

ITバブル崩壊後も子会社のヤフーJapanが
倍々ゲームで成長
するなど存在感を発揮。

その後、2003年に日本テレコムを買収
さらに当時まだ駆け出しだったApple社のiPhoneに目を付け、
2011年まで日本国内での販売を独占
してシェアを拡大。

さらにスプリント社ARM社の買収、
アリババ社への出資などで事業分野を広げ、
最近はペッパー君などAIやロボット分野でも、
存在感を増しています。

2018年9月現在の時価総額で、
ソフトバンクより上位はトヨタ1社のみ。
金額的には2倍近い差はありますが、
実力で1位になる日も遠くないかもしれません。

ちなみに、ITバブル後の安値で買っていたとしたら、
2018年9月現在で株価は40倍です。
それでも株価は20年前の頂点の半分というのが、
バブルの怖さですけど。(笑)

■月足チャート(1999年10月-2018年9月)
ITバブル以降のソフトバンク10年株価チャート。

参考書籍

あとがき

私たちは株価チャートを
結果から見て評価する傾向にありますが、
実際の相場は現在進行形ですから、
当時の業績や市場期待、需給を投影した
株価チャートは貴重な実録データです。

・ブラックマンデー(1987年)
・バブル相場(1989年)
・ITバブル(2000年)
・NYテロ(2001年)
・リーマン・ショック(2008年)
・東日本大震災(2011年)

「賢者は歴史から学ぶ」といいます。
今も昔も株式投資の基本コンセプトは
「将来、値上がりしそうな株を買う」
ということで同じですから、
過去を知るということは、
未来を知ることに通じると思います。

ブログランキング

ブログランキング順位を確認する
にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

この記事をシェアする

プロフィール

はっしゃん

はっしゃん

50歳代エンジニア兼業投資家。金融資産2億円に到達。月次情報と理論株価の分析をライフワークに、ストレスのかからない「スロートレード」を実践しています。 [詳細]