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<3179>上場6年で株価13倍シュッピンの新3ヶ年計画と理論株価

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2012年の上場から右肩上がり成長を続けてきた
シュッピンが恒例の中期計画を更新しています。

今回は、シュッピンを事例に、
はっしゃんのメイン手法の1つである
「中期経営計画から理論株価を算出」
して長期投資する方法について紹介しましょう。

株価ではなく、業績をみる投資の事例として、
ご参考になれば幸いです。

中期計画から理論株価を計算する

シュッピンは毎年、決算発表のタイミングで
中期経営計画を更新しています。

2016/05/11 中期経営計画(2017-2019年3月期)
2017/05/08 中期経営計画(2018-2020年3月期)
2018/05/08 中期経営計画(2019-2021年3月期)
2019/05/07 中期経営計画(2020-2022年3月期)

まず、過去3回の内容を振り返ってみます。

2016/05/11 中期経営計画(2017-2019年3月期)

2016年3月期実績 売上22,705 経常利益832 理論株価 417円
2017年3月期目標 売上25,600 経常利益1,085 理論株価 765円
2018年3月期目標 売上29,450 経常利益1,411 理論株価 1,075円
2019年3月期目標 売上33,850 経常利益1,813 理論株価 1,780円

中期目標:売上49%増、経常利益118%増、理論株価4.2倍

2017/05/08 中期経営計画(2018-2020年3月期)

2017年3月期実績 売上24,996 経常利益1,078 理論株価 643円
2018年3月期目標 売上28,429 経常利益1,387 理論株価 1,075円
2019年3月期目標 売上32,620 経常利益1,811 理論株価 1,503円
2020年3月期目標 売上37,575 経常利益2,235 理論株価 2,215円

中期目標:売上50%増、経常利益107%増、理論株価3.4倍

2018/05/08 中期経営計画(2019-2021年3月期)

2018年3月期実績 売上30,921 経常利益1,521 理論株価 937円
2019年3月期目標 売上35,381 経常利益1,833 理論株価 1,439円
2020年3月期目標 売上40,896 経常利益2,259 理論株価 1,726円
2021年3月期目標 売上47,053 経常利益2,854 理論株価 2,789円

中期目標:売上52%増、経常利益87%増、理論株価3.0倍

中期計画では、3年後までの売上、経常利益の
目標が公表されていますので、
これらデータから理論株価を計算することができます。

理論株価の計算方法はこちら
 ↓
決算短信の先頭ページから5年先の企業価値を計算する方法
http://hashang.kabuka.biz/thinking/column/future

理論株価から中期計画を達成した場合の
おおよその企業価値を把握することができます。

シュッピンは、上場後これまでの
中期計画をほぼ達成してきましたが、
(2016年3月期は少しだけ未達)
前期は大幅な未達に終わっています。

実際に計画を達成できるかは、
四半期単位で決算進捗を確認しながら判断
していくことになります。

最新の中期経営計画は、
2019/5/7に発表されました。

2019/05/07 中期経営計画(2020-2022年3月期)

2019年3月期実績 売上34,608 経常利益1,444 理論株価 762円
2020年3月期目標 売上37,672 経常利益1,574 理論株価 996円
2021年3月期目標 売上42,359 経常利益1,860 理論株価 1233円
2022年3月期目標 売上47,542 経常利益2,322 理論株価 1840円

中期目標:売上37%増、経常利益60%増、理論株価2.4倍

前回まで3年後に売上1.5倍を前提とした
中期計画でしたが、未達となったことから、
3年後1.3倍に下方修正となっているほか、
利益成長も大幅に下方修正されています。

3年前の計画を遡ると売上目標は達成しているのに
前期から利益が大幅未達になったという結果です。

それでも成長路線を堅持するという
強い意志
は、伝わってきますよね。
実際に達成できるかは、神のみぞ知るですが。

中期計画投資法まとめ

はっしゃん式中期計画投資法まとめ。

・中期計画から理論株価を算出する
・数年後の理論株価を確認して割安なら購入
・計画が失敗と判断したら引き上げる
・損切りラインも設定しておく
・成長が続く限り投資し続ける

基本はシンプルなババ抜きゲームですが、
企業分析により勝率を上げることができます。

気になる会社の中期計画があったら、
試してみてください。

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発掘チャート<3179>シュッピン

■シュッピン理論株価チャート(2012年12月-2019年5月)
シュッピンの理論株価チャート

シュッピンは買いなのか

シュッピンは、中期計画に加えて
月次情報も更新しているので、
業績予想は、比較的容易です。

気がかりなのが前期の大幅未達ですが、
成長率10-20%程度の安定成長株に乗るのが、
はっしゃん式長期投資のゾーンではあります。
(急成長は成長倒れになりやすい)

株価と理論株価が連動しているタイプですので、
「月次売上が業績予想を上回っている」
ことを前提条件として、
四半期決算で利益水準をみながら、
投資判断していくことになります。

関連リンク

■関連記事
年200万円から15年で1億円作る方法を徹底解説
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ダイヤの原石を探して10バガーを獲得する3つの条件
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参考書籍

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あとがき

私たちは株価チャートを
結果から見て評価する傾向にありますが、
実際の相場は現在進行形ですから、
当時の業績や市場期待、需給を投影した
株価チャートは貴重な実録データです。

・ブラックマンデー(1987年)
・バブル相場(1989年)
・ITバブル(2000年)
・NYテロ(2001年)
・リーマン・ショック(2008年)
・東日本大震災(2011年)

「賢者は歴史から学ぶ」といいます。
今も昔も株式投資の基本コンセプトは
「将来、値上がりしそうな株を買う」
ということで同じですから、
過去を知るということは、
未来を知ることに通じると思います。

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プロフィール

はっしゃん

はっしゃん

50歳代エンジニア兼業投資家。月次情報と理論株価の分析をライフワークに、ストレスのかからない「スロートレード」を実践しています。 [詳細]