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株初心者のためのランチェスター戦略5:個人投資家と弱者の戦略


投資コラム

はっしゃんです。

ランチェスター戦略のエントリーでは、
これから株式投資を志す方や、
1から学び直したい方向けに
ランチェスター理論と戦略に基づいた
科学的な投資手法について
考えていきたいと思います。

このエントリーでは弱者である
個人投資家が市場とどう向き合うべきか。
玉石混合の市場から勝ち馬を見いだし、
いかに戦わずして勝つかについて掘り下げます。

5回目は負けない投資家になるための
「個人投資家と弱者の戦略」
について考えてみます。

戦略を持って投資するということ

みなさんは、
株式投資にあったって
戦略」を持っている
でしょうか?

戦略を持つということは、
ターゲットとする戦場、
自軍、敵軍の戦力を理解し、
勝つために何をすべきか
具体的な指針を持つことです。

戦略を持つ者と
持たない者が戦えば、
どちらが勝つかは、
ランチェスター戦略の
はじめで紹介しました。

ランチェスターの法則は
 1)数の力
 2)武器の性能
の2つの要素で構成され、
数で優位にあるものを強者、
数に劣るものを弱者とし、
それぞれのとるべき戦略
について説いています。

強者には強者の
弱者には弱者の
戦い方があるわけです。

個人投資家は弱者である

ランチェスターの法則の要素に
株式投資に当てはめると

1)数の力 → 投資資産
2)武器の性能 → 投資スキル

ということになる
かと思います。

そして、
数の力(資産)に劣る
個人投資家は弱者である
という認識を
持っておく必要が
あります。

また、個人投資家は
武器の性能(スキル)でも
劣っていることが
ほとんどだと思います。

このような弱者が
何の戦略も持たず
戦うことは避けなければ
なりません。

たまたま運良く勝つ
ことと
戦略を尽くして勝つ
ことは違います。

ランチェスターの法則で
証明されているように、
弱者が戦略なくして
連続的あるいは
持続的な勝利を得る
ことなどありえません

弱者の投資戦略を身につけて

・負けない投資家
・勝つべくして勝つ投資家

になっていただければ
と思います。

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個人投資家と弱者の戦略

ランチェスター弱者の戦略は、

 1)得意分野となるセグメントを探す
 2)得意分野に1点集中で投資する
  (得意分野以外には投資しない)

の2点に集約されます。

この2つの戦略を
株式投資に適用して
みましょう。

株式投資というのは
突き詰めていくと

1)銘柄選択
2)売買タイミング

の2つの要素に分解されます。
それぞれの要素について
有利不利を考えると

1)銘柄選択
 ・分析力が高い人ほど有利
 ・苦手な人は分散投資でヘッジできる
2)売買タイミング
 ・売買判断に長けた人ほど有利
 ・タイミング分散でヘッジできる

のような特徴があります。

銘柄選択と売買タイミングは、
それぞれ分析力と売買判断力という
投資スキル(武器の性能)に
よって決まります。

銘柄選択で差別化する

分析力の高い人は、
その分析力を生かす投資方法を
採用すべきでしょう。

たとえば、分析力を分散させる
分散投資ではなく、
銘柄を特定少数に選択集中させる
集中投資が考えられます。

分散する場合でも
定性分析やスクリーニング分析など
得意な分析方法
銘柄を選別できます。

逆に分析が苦手な人は
分析ミスを前提とし、
分散してヘッジしておく
ことになると思います。

売買判断で差別化する

売買判断力に長けた人は
判断力を最大限に生かす投資方法を
選択すべきでしょう。

トレーディング
最大限の投資効果を
狙うのであれば、
スウィングトレードや
短期投資が考えられます。

長期投資の場合でも
常時フルインベストメント
条件次第では信用取引を
活用することもできます。

逆に売買判断が苦手な人は
とにかく判断力を要求される
売買回数を減らすこと。

判断の回数が少なくなる
長期投資が好ましいでしょう。
また、タイミングのリスクは
ドルコスト平均法などで
ヘッジしておきましょう。

負けない投資家になるために

株式投資における
投資スキルは、
投資家個人の能力
大きく依存します。

自分の投資スキルを
見極めることから
投資戦略はスタートします。

常に得意分野でのみ
勝負する
ように心がけ、
得意分野には思い切って
集中することです。

逆に苦手な分野では
決して勝負をしない
こと。
リスク要因は徹底的に
ヘッジしておくことです。

得意分野がない場合は、
どの分野を伸ばして
勝負するかを決断するか、
戦いを回避するかの
判断になります。

勝算が持てない
勝負を回避して
チャンスを待つのも
弱者の戦略の1つです。

とはいえ、最初は
誰でも初心者ですし、
失敗して経験を積む
ことも必要です。

リスクを限定して
勝負するというのも
弱者の戦略です。

投資スキルを見極めて
大きなリスクを取らない
ようにしましょう。

個性に合った投資戦略を考える

数の力(投資資産)で劣る
弱者が勝つためには、
武器の性能(投資スキル)を
上げていく
しかありません。

投資スキルは学習や経験、
失敗からの学びによって
少しずつ向上していきます。

つまり弱者の投資戦略は、
武器の性能である
投資スキルを向上させるため
 のものでなければなりません。」

と同時に、数の力である
投資資産の増加を目的としたもの
 である必要はありません。」

弱者である個人投資家が
数の力を求めるのは不合理です。
まずは、武器の性能を上げる
ことに専念しましょう。

スキルの向上と比例して、
資産が増加すればよいのです。

得意分野、苦手分野は
人それぞれだと思いますので、
自分の個性に合った投資戦略を
考えてみましょう。

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あとがき

「ランチェスターの法則」や
「孫子の兵法」に共通することは、
戦争で勝利するためには、
不確実性(ギャンブル性)を排除して、
いかに戦わずして勝つか。
負ける要素を減らし勝つべくして勝つかです。

株式投資の世界も
命の次に大切なお金をかけて
初心者とプロが同じ土俵で戦う
立派な戦場ですから、
同じことが言えると思います。

投資家はっしゃんは、
成長軌道に乗った弱者に
長期投資することで
成長利益を獲得してきました。

また、投資家としても
月次情報投資、理論株価投資など、
弱者の戦略を徹底することで
生き残ってきました。
自分は弱者という立場にたって株式投資や
投資先企業について考えてみましょう。

戦略なくして勝利なしです。

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プロフィール

はっしゃん

はっしゃん [詳細]

50歳代エンジニア兼業投資家。月次情報と理論株価の分析をライフワークに、ストレスのかからない「スロートレード」を実践しています。

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