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悲報!コロナショックでIPO中止銘柄数が過去最多


発掘チャート

コロナショックの状況が悪化してから
IPO中止銘柄が増加してきました。

一般にIPOの中止は、
市場環境が極端に悪化した時
増加する傾向にあります。

以下にコロナショックで
IPOを中止した銘柄をまとめます。

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IPO中止銘柄一覧

2020年3月IPO予定(4社)

4432 ウィングアーク1st
4882 ペルセウスプロテオミクス
7092 CFast Fitness Japan
4494 バリオセキュア

2020年4月IPO予定(14社)

4932 アルマード
4497 コロガイド
4495 アイキューブドシステムズ
7096 ステムセル研究所
7689 コパ・コーポレーション
4499 Speee
4496 コマースOneHD
4498 サイバートラスト
2983 アールプランナー
6598 スマートソリューションテクノロジー
6230 SANEI
2984 ヤマイチエステート
4051 GMOフィナンシャルゲート
7097 さくさくプラス
中国から世界へコロナショックの経緯まとめ

IPO中止銘柄数の推移

既に2020年のIPO中止銘柄数は、
リーマンショックを上回り
2001年以降で過去最多になっています。

■IPO中止銘柄数の推移

2001年 中止2件
2002年 中止0件
2003年 中止2件
2004年 中止1件
2005年 中止3件
2006年 中止6件
2007年 中止5件
2008年 中止4件
2009年 中止0件
2010年 中止0件
2011年 中止5件
2012年 中止2件
2013年 中止0件
2014年 中止1件
2015年 中止3件
2016年 中止3件
2017年 中止2件
2018年 中止5件
2019年 中止2件
2020年 中止18件
■日経平均株価(年足)とIPO中止銘柄数
日経平均株価の年足とIPO中止銘柄数

ただ、リーマンショック時の
2009-2010年のように
市場環境が最悪の時期は、
IPO件数そのものが減少するため、
中止数も少なくなります。

今回のコロナショックのように
IPOの予定数が多い状況で
急激に市況が悪化したケースは、
まれな例と言えるかもしれません。

上場企業の倒産数と日経平均株価は相関があります。

長期投資には悪いことばかりではない

IPO中止は、IPO投資には悲劇ですが、
長期投資には悪いことばかりではありません。

こういう時期にIPOされる銘柄は、
株価が割安なIPOになることが多く、
長期投資では大きな値上がり
となることも少なくないからです。

IPO中止が出始めたら、
セカンドを狙ってみるのも面白い
万年割高なIPO銘柄は、
このくらいで丁度よいものです。

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