はっしゃんです。
今回は過去に発生した代表的な暴落相場の
一番底、二番底、全値戻しについてまとめます。
暴落時の投資戦略の参考となれば幸いです。
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INDEX
暴落前の一番底、リバ高値、二番底
暴落時の日経平均の一番底とリバウンド高値、
二番底のランキングです。
一番底より二番底が深かったのが
チャイナショック
ブラックマンデー
(チャイナショックは英EU離脱ショックが重なる)
一番底から二番底までの期間は、
1ヶ月から数ヶ月ほどとなっています。
(小規模な暴落では数日の場合もあり)
また、暴落に別の悪材料が重なることも多く
・チャイナショック+英EU離脱ショック
などの例があります。
リーマンショック
一番底:6994.90円
リバ高値:9521.24円 (一番底比+36.1% 5日営業日後)
二番底:7021.28円 (リバ高値比-26.3% 5ヶ月後)

東日本大震災
一番底:8227.63円
リバ高値:10,207.91円 (一番底比+24.1% 4ヶ月後)
二番底:8135.79円 (リバ高値比-20.3% 8ヶ月後)
三番底:8238.96円 (15ヶ月後)

コロナショック
一番底:16,358.19円
リバ高値:19,564.38円 (一番底比+19.6% 3日後)
二番底:17,646.50円 (リバ高値比-9.8% 7営業日後)

NYテロ
一番底:9382.95円
リバ高値:11,186.75円 (一番底比+19.2% 2ヶ月後)
二番底:9420.85円 (リバ高値比-15.8% 5ヶ月後)

チャイナショック+英EU離脱ショック
一番底:14,865.77円
リバ高値:17,613.56円 (一番底比+18.5% 2ヶ月後)
二番底:14,684.01円 (リバ高値比-16.6% 4ヶ月後)

ブラックマンデー
一番底:21,910円
リバ高値:24,981円 (一番底比+14.0% 2営業日後)
二番底:20,513円 (リバ高値比-17.9% 1ヶ月後)

英EU離脱ショック(単独)
一番底:14,864.01円
リバ高値:15,805.31円 (一番底比+6.3% 6営業日後)
二番底:15,106.52円 (リバ高値比-4.4% 4営業日後)

参考:平成バブル崩壊
一番底:7603.76円
リバ高値:18,300.39円 (一番底比+140.7% 4年後)
二番底:6994.90円 (リバ高値比-61.8% 1年半後)

参考としてスケールが異なりますが、
平成バブル崩壊も紹介しておきます。
一番底はソニーショック(りそな国有化)。
二番底がリーマンショックになります。
となるため、確度が高い抵抗線です。
そして、二番底は一番底付近で
下げ止まって反転するから二番底になります。
もし、下げ止まらず底割れした場合は、
再度、一番底を探ることになります。
平成バブルでは頂点から一番底まで
14年かかっています。
暴落リバウンド率ランキング
リーマンショック:一番底比+36.1%
東日本大震災:一番底比+24.1%
コロナショック:一番底比+19.6%
NYテロ:一番底比+19.2%
チャイナショック:一番底比+18.5%
ブラックマンデー:一番底比+14.0%
英EU離脱ショック:一番底比+6.3%
参考:平成バブル崩壊:一番底比+140.7%
暴落二番底の下落率ランキング
リーマンショック:リバ高値比-26.3%
東日本大震災:リバ高値比-20.3%
ブラックマンデー:リバ高値比-17.9%
チャイナショック:リバ高値比-16.6%
NYテロ:リバ高値比-15.8%
コロナショック:リバ高値比-9.8%
英EU離脱ショック:リバ高値比-4.4%
参考:平成バブル崩壊:リバ高値比-61.8%
暴落二番底までの時間ランキング
東日本大震災:8ヶ月後(三番底もあり)
リーマンショック:5ヶ月後
NYテロ:5ヶ月後
チャイナショック:4ヶ月後
ブラックマンデー:1ヶ月後
英EU離脱ショック:10営業日後
コロナショック:7営業日後
参考:平成バブル崩壊:1年半後
暴落全値戻し時間ランキング
リーマンショック:4年6ヶ月後
2008年9月 > 2013年3月
チャイナショック:2年2ヶ月後
2015年8月 > 2017年10月
東日本大震災:1年9ヶ月後
2011年3月 > 2012年12月
コロナショック:6ヶ月後
2020年2月 > 2020年8月
ブラックマンデー:5ヶ月後
1987年10月 > 1988年3月
NYテロ:1ヶ月後
2000年9月 > 2000年10月
英EU離脱ショック:13営業日後
2016年6月 > 2016年7月
参考:平成バブル崩壊:30年以上復帰せず
1989年12月 > 2020年3月
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あとがき
私たちは株価チャートを
結果から見て評価する傾向にありますが、
実際の相場は現在進行形ですから、
当時の業績や市場期待、需給を投影した
株価チャートは貴重な実録データです。
・バブル相場(1989年)
・ITバブル(2000年)
・NYテロ(2001年)
・リーマン・ショック(2008年)
・東日本大震災(2011年)
・チャイナ・ショック(2015年)
・コロナ・ショック(2020年)
「賢者は歴史から学ぶ」といいます。
今も昔も株式投資の基本コンセプトは
「将来、値上がりしそうな株を買う」
ということで同じですから、
過去を知るということは、
未来を知ることに通じると思います。