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【投資心得10ヵ条】第5条:決算から業績を予測して企業価値を計算する優位性


投資心得10ヵ条

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はっしゃんです。

はっしゃん式長期株投資

このカテゴリーは、
「はっしゃん式長期株投資」
の投資心得10ヵ条のリライトです。

決算書を読む理由

四半期ごとに発表される決算は、
企業の業績や成長を数字で確認する
重要なイベントです。

決算次第で成長シナリオ
変わってくるケースもあり、
株価が大きく動くこともあります。

はっしゃんが決算分析する理由は、
企業の決算結果を確認・復習するためではなく、
それを土台に将来の業績を予測するためです。

決算分析というと「難しい」
と思うかもしれませんが、
ポイントを抑えてしまえば、
それほど難しいものではありません。

今回は、損益計算書(PL)を使った
決算分析を紹介します。

株を買うなら、決算発表の時期がおすすめです。
理由は、業績と株価が連動する時期だからです。

PL3つのポイント

PL分析でポイントとなるのは、
売上、売上総利益(粗利)、販管費の3つ。

売上

特に重要なのは、売上です。
経営計画では売上目標を前提として、
原価や経費の予算を組むので、
売上が達成できなければ、
利益は減少してしまいます。

まずは、売上を達成できたか
前年比で成長しているかを確認します。

売上総利益

売上の次は、利益を見ていきますが、
もっとも上流になるのが、売上総利益です。

売上総利益(粗利)は、
売上から売上原価を引いて計算します。

売上総利益 = 売上 - 売上原価

■損益計算書(PL)ビジュアルチャート
損益計算書ビジュアルチャート

原価は需要と供給で変動します。
例えば、景気が過熱してくると、
需要が供給を上回ってくるため、
調達コストが原価を押し上げます。

■お弁当屋さんで考える
 
原価200円で仕入れた弁当を400円で売れば粗利は200円です。
原価が250円に上昇した弁当を同じ400円で売れば粗利は150円。

弁当の原価計算チャート

 
利益が50円(25%)も減少する計算です。
同じ利益を確保するためには、450円にする必要がありますが、
値上げすると売れないかもしれませんね。

もっとも、原価変動は企業努力で
ある程度は吸収することができるので、
売上に対する原価の割合は、
おおむね一定となる傾向があります。
(中小企業では大きく変動することも多い)

弁当の場合は素材の質を落としたり、
おかずの点数を減らすなど、
顧客ニーズを合った対処が可能です。

従って、前期の売上原価率を流用し、
今期の売上が予測できれば、
売上総利益も推測は可能となります。
(あくまで推測レベルに過ぎませんが)

販管費

販管費は、人件費や広告宣伝費、
賃借料、水道光熱費などの諸経費です。

これらは売上とは関係なく、
店舗数や従業員数などに比例します。

つまり過去の店舗数・従業員数と販管費の関係から
1店舗あたりの販管費
従業員1人あたりの販管費を計算できれば、
店舗数や従業員数からある程度予測できます。

企業によっては、広告宣伝費比率が高いケースもあり、
このような場合は、広告宣伝費に重点を置く必要があります。

営業利益

3つのポイント売上、売上総利益、販管費が予測できれば、
営業利益を計算することができます。

■赤字の場合の損益計算書(PL)ビジュアルチャート
赤字の場合の損益計算書チャート

営業利益は売上総利益から販管費を引いたもの。
つまり、販管費が損益分岐となり、
売上総利益より販管費が小さいほど利益が多く、
売上総利益を販管費が超えると赤字になります。

はっしゃんが開発した無料PL分析ツールの使い方

3つの評価利益

業績の評価利益には、
「営業利益」「経常利益」「純利益」
の3種類があり、
純利益を発行済み株式数で割った
1株利益(EPS)がよく使われます。

ただし、純利益には、特別損益などの
継続性のない一時的収益が入ることもあり、
この場合は、経常利益に実効税率を乗じたものを使います。

利益が予測できれば、
株価はEPS×PERで計算できますから、
妥当PERが同じだと仮定すると
EPSが2倍になれば、株価も2倍になる
と予測できるわけです。

PERは企業価値を計算する基本となる評価指標ですが、
初心者には少し難しいかもしれません。

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決算書と財務三表

今回はPL(損益計算書)について
簡単に紹介しましたが、
決算書は財務三表と呼ばれる
3種類で構成されています。

・損益計算書(PL)
・賃借対照表(BS)
・キャッシュフロー計算書(CF)

BSとCFについては、
下記コラムをご参照ください。

実践あるのみ

決算分析で最も重要なのは、
実践の積み重ねです。

数をこなしていくうちに
徐々に慣れてくるでしょうし、
予測可能範囲も分かります。

そして、長期投資で優位
立てるようになると思います。

ビジュアル決算分析ツール

最後に、はっしゃんが監修した決算の
ビジュアル分析ツールを紹介しておきます。

このコラムではPLビジュアル分析を取り上げましたが、
バランスシートやキャッシュフローもビジュアル化できます。

■株初心者向けビジュアル分析・学習ツール
 賃借対照表[BS]チャート:http://kabuka.biz/funda/bs/
 損益計算書[PL]チャート:http://kabuka.biz/funda/pl/
 CF計算書[CF]チャート:http://kabuka.biz/funda/cf/
損益計算書ビジュアルチャート

ツールを活用して決算をビジュアル化したり、
決算分析、業績予測に活用してください。
ご参考になれば幸いです。

決算指標をベースにPER、PBR、ROEなどから
妥当株価を求めるのが理論株価です。

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