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基準価格を持って株式投資すること


投資コラム

皆さんが買い物をする時、食品でも電化製品でも、
目安となる価格を考えて買い物すると思います。

その基準より安いと思った時は購入するでしょうし、
目安よりも高いと思った場合には、
買わなかったり、代替商品に変更することもあるでしょう。

そのような判断基準となる価格があるわけです。

株式投資でも買い物と同じように、
目安となる基準価格を持ったうえで、
かしこく買い物することが重要になります。

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基準価格としての理論株価

はっしゃんは、基準価格として
理論株価を使っています。

 参考:理論株価Web

理論株価というと、割安・割高の判断基準として
適正価格」として使うことが一般的かと思いますが、
それとは値が同じでも、少しだけ用途が異なります。

皆さんが株式投資にあたって
目標あるいは基準となる価格
を持って投資すべきことは言うまでもありません。

もちろん、
「株価が上がりそうだから」
「応援したい会社だから」
というのが投資のきっかけであってかまいません。

それでも、株価が高い場合は、欲しい銘柄であっても
買うのは我慢する必要がありますし、
安くなった時には、思い切って買うことも重要です。

でも、目安となる「基準価格」がないと、
投資の基準を持つことができません。

適正な基準価格が分からない

これが多くの皆さんに株式投資が難しい理由の1つです。
投資方法は人それぞれですから、基準も人によって違いますし、
自分なりの基準を持つことが重要です。

そして、その目安となる役割を果たす1つとして理論株価があります。

専門的な金融知識の壁

株式投資では、基準価格を算出するために、
・PER
・PBR
・時価総額
・配当利回り
など、多くの基準があり、
その使われ方もマチマチです。

それらには、学校で学習していない
専門的な金融知識」を要求される面があり、
初心者の方が投資へと踏み込む壁になっています。

株式投資を実践していくにあたって、
専門的な金融知識を深めることも重要ですが、
必須というわけではありません。

より重要なのは、基準の種類や仕組みを
「知ること」ではなく「使っていくこと」。

シンプルでよいので自分の基準を持ち、
規律を持って売買判断することが大切だと思います。
「習う」より「慣れろ」ですね。

理論株価は、基準価格の選択肢の1つとして、
専門的な金融知識を持たない
初心者の方の利用を想定して開発したものです。

次チャートは理論株価を5年分つなげて
見える化した理論株価チャートです。
オレンジ色のラインを基準価格、
水色と緑色のラインを上限、下限価格として
使いますので専門知識は不要です。

■理論株価チャートのサンプル
理論株価チャートのサンプル

理論株価は決算書の財務指標から算出するので
成長株など、株価が業績と連動しているタイプの
基準価格として適正があります。
(優待株などにはあまり向いていません)

使いこなせない、よく分からない基準を
なんとなく使うくらいであれば、
自分が使いやすい基準を使って
専門用語や金融知識の壁を超えていく。

そういう取り組み方もあるのではないかと思います。

決算書5年分(決算短信20ファイル)から算出したの理論株価チャート
【株Biz】理論株価チャートRoom

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