植物は夜でも成長するそうです。
明るい昼間でないと光合成は行えませんが、
水分は夜でも補給できるので、
昼間に栄養分を作り溜めておき、
夜も茎を伸ばします。
そして、明るい場所の植物より
日陰の植物の方が 光を求めて茎を伸ばし、
より高く成長するそうです。
スポンサーリンク
投資家は夜に成長する
株式投資にも同じことが
言えると思います。
投資家もまた「夜に成長できる」
のではないでしょうか?
投資家の「夜」には、
「暴落」「損切り」「成績不振」
などが該当するかと思います。
夜は、投資スキルを伸ばすチャンスです。
投資に限ったことではありませんが、
時には、逆境から逃げないで対峙することも大切です。
よい結果が出ている「昼の時間」は、
どうしても結果優先になりがちで、
研究したり、反省したりすることが
少なくなりがちではないでしょうか。
一年中「昼の時間」を求めている人もいるかもしれませんが、
昇った太陽は、必ず沈むわけです。
「夜の時間」どうすべきかを考えて、スキルアップしてみましょう。
失敗に学ぶ
植物は光合成することで成長しますが、
投資家は投資スキルの向上を通じて成長します。
投資スキル向上には、
理論 → 実践 → 継続
のステップが不可欠ですが、
その多くは失敗からの学びで得られます。
失敗は成功の元。
自分で考えて、試行錯誤して、失敗もして、
頭を使って習得することが必要です。
スポーツだって、語学だって
熟練した人とそうでない人とでは
非常に大きな差がありますよね。
その熟練は、失敗の積み重ね
で会得するものです。
株式投資でも、自分の頭を使って
自分で考えることをしない人、
失敗したことがない人は、
何年やっても進歩しないでしょう。
アウトプットの質を上げる
植物は光合成で酸素と栄養分を作ります。
二酸化炭素 + 水 + 光 → 酸素 + 栄養分
同様に株式投資でも、投資スキルを通じた、
アウトプットを考えてみましょう。
それが、ルール(経験則)とナレッジ(体系化された知識)になりますが、
植物と違って、成長ステージによって内容も違ってきます。
情報 + メソッド + 思考 → ルール(経験則) + ナレッジ(体系化された知識)
例えば、決算という情報への
取り組みについて考えてみましょう。
軽く見たただけの人。
さらに、決算書に目を通して
数字や背景を確認した人。
さらに、内容を整理・記録して、
過去や競合と比較した人。
さらに、自分なりの手法で分析して、
再現性のある結論に辿り着けた人。
さらに、投資行動につなげ、
結果とプロセスを説明できる人。
さらに、人に理解してもらうために、
情報を客観視して文章にまとめた人。
それぞれのフェーズで要求されるルール、
知識のアウトプットは違いますよね。
受け取った情報が同じであっても、
投資スキルによってアウトプットは、
全然違ってくるということです。
投資家にとって決算分析は、
野球やゴルフでいう「素振り」
のようなものです。
回数を積み重ねて、
アウトプットの質を上げ、
どんどんスキルアップ
していきましょう。
アウトプットが変われば、
結果も変わってきます。
投資脳を活性化する
決算分析や企業分析を繰り返していくと
分析に関する脳の働きが良くなり、
思考が分析モードになってきます。
いわゆる投資脳。一種の職業脳ですね。(笑)
スポーツや語学と同じように、
コツコツと実践を繰り返しながら、
自分の投資スキルに合わせて、
改善・向上を積み重ねていく。
1年、3年、5年、10年。
特に何もしなかった人とでは、
どれだけの差になるでしょうか。
逆境で止めてしまうのではなく、
続けて改善してくことが大切だと思います。
投資脳をフルに活性化させて、
投資スキルを向上させましょう。
投資成績以外の軸を持つ
株式投資のアウトプットというと、
どうしても投資成績は避けられませんが、
それ以外にもう1つ軸を持っておくと、
続けるモチベーションを維持しやすい
のではないかと思います。
投資ブログやSNS
■理系向け
投資プログラム
■倹約家向け
株主優待
■芸術家向け
綺麗なチャートを描く
はっしゃんは、全部やっています。(笑)
もっとも大事なのは続けることなので、
継続をサポートできることがあれば、試してみましょう。
夜の過ごし方で運命は変わる
結果を出すことが難しい「夜の時間」に、
無理して結果を求める必要はなく、
むしろスキルアップを図るよい機会
と前向きに捉えましょう。
相場に昼あれば夜もあり。
より多くの光を浴びた個体が生き残る。
そのために、夜も茎を伸ばすわけです。
逆にいえば、夜の間に成長できなければ、
ライバルとの競争から脱落して
枯れてしまう運命になるわけです。
植物のように昼と夜の時間を使い分けて、
少しずつ成長していきたいものです。
スポンサーリンク