はっしゃんです。
今回のテーマは東証プライムの再定義です。
東証から2022年4月4日スタートとなる
新市場区分が発表されましたが、
その内容は予想通り期待外れでした。
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INDEX
動画解説
100銘柄をチャート解説した動画です。
※なお動画から2022.04.01時点で2銘柄が入れ替えになっています。
追加
2768 双日
6966 三井ハイテク
除外
4536 参天薬
7453 良品計画
市場再編の目的
今回の新市場の期待外れ感は、
本来の目的であった
「外国人投資家に買ってもらえる新市場創設」
ようするに日本市場の復活プランが
骨抜きにされたことが大きいと思います。
下ツイートにふぁぼが集まりましたが、
東証1部の1841社が東証プライムへ横滑りとなり
目新しさはありません。
外国人投資家に買ってもらおうってこと
だったと思うけど悪い意味で日本的だなと
プライムは海外市場で勝負している200社程度で十分かと🤔東証プライム、1841社上場 基準厳格化で新陳代謝狙うhttps://t.co/GOetr7pHKH
— はっしゃん投資家Vtuber (@trader_hashang) January 11, 2022
東証1部の問題点は、
・収益力が物足りないこと
・持続的な成長性に乏しいこと
・時価総額が小さいこと
など。
外国人投資家の資金を呼び込むには
海外市場と比べ見劣りしています。
ようするに投資して儲かると思えないのです。
実際には、日本企業のすべてがダメ
というわけではないので、
魅力的な市場区分を打ち出すことで
現状を打破する予定だったのが、
「東証1部から外れるのは困る」
という抵抗から改革が骨抜きにされた
のは想像に難くありません。
これでは、どうしようもないので
今回は個人投資家はっしゃん独自に
東証プライムの条件を策定し
問題提起することにした次第です。
いつか日本市場が復活することを願って。
東証プライム3つの新基準
早速ですが、はっしゃんが提言するのは
次の3つの基準です。
・海外売上比率30%以上
・時価総額5000億円以上
シンプルですね。
ROEで持続的な成長を見る
1つめのROE8%以上は、
2014年に経産省プロジェクトでまとめられた
通称「伊藤レポート」で
企業の持続的な成長に最低限必要と提言された基準です。
となりますが、はっしゃん式では
で算出するようにしました。
企業価値は今期予想が重視されること。
そして、特別損失や特別利益といった
本質的ではない収益をカットすべき
と考えているからです。
海外売上比率で将来性を見る
2つ目が海外売上比率30%以上です。
人口減少社会に突入した日本において
国内市場のみで勝負している企業を
投資対象とするのは、外国人投資家の
視点で考えると難しいと判断しました。
持続的な成長をうたうのであれば
ある程度は海外に進出して勝負し、
成功を治めている必要があるでしょう。
この条件で、KDDIやJR各社など、
一般的に優良企業とされている銘柄でも
海外展開していない企業や海外比率30%以下の
国内型企業は除外することにしました。
これが、はっしゃん式一番の特色です。
※海外売上比率は四季報を参考にしました。
時価総額5000億円以上
3つ目の時価総額5000億円以上は、
外国人投資家が投資する目安となる
時価総額基準をそのまま採用しました。
これら3条件で新市場区分が導入される直前の
2022年4月1日終値でスクリーニングすると
ちょうど100銘柄がピックアップされました。
はっしゃん式東証プライム100
はっしゃん式東証プライム基準
・海外売上比率30%以上
・時価総額5000億円以上
これらに準拠する100社の
ファンダメンタルズの平均値は、
次のようになりました。
・平均時価総額 3.04兆円
・平均PBR 2.93倍
・平均配当利回り 2.24%
・平均海外売上比率 62.63%
海外のプライム市場と比較しても
流動性、収益性、持続的成長性
どれも全く遜色ない数字ですし、
自信を持って外国人投資家に買ってもらえる
プライム銘柄と言えるのではないでしょうか。
投資はリターンを期待して行うものですから、
外国人投資家を呼び込むためには、
持続的な成長を打ち出すことは不可欠です。
日本市場と日本企業の復活を期待します。
プライム100銘柄リスト
プライム100銘柄のリストです。
理論株価Webにリンクしています。
2267 ヤクルト
2502 アサヒ
2503 キリンHD
2587 サントリBF
2768 双日
2801 キッコマン
2802 味の素
2914 JT
3382 セブン&アイ
3402 東レ
3407 旭化成
3635 コーテクHD
3659 ネクソン
4005 住友化
4021 日産化
4042 東ソー
4062 イビデン
4063 信越化
4091 日本酸素HD
4183 三井化学
4185 JSR
4188 三菱ケミHD
4452 花王
4503 アステラス
4507 塩野義
4519 中外薬
4528 小野薬
4543 テルモ
4612 日本ペHD
4704 トレンド
5108 ブリヂストン
5201 AGC
5333 ガイシ
5401 日本製鉄
5411 JFE
5713 住友鉱
6098 リクルート
6146 ディスコ
6273 SMC
6301 コマツ
6305 日立建機
6326 クボタ
6361 荏原
6367 ダイキン
6383 ダイフク
6448 ブラザー
6479 ミネベア
6501 日立
6502 東芝
6506 安川電
6586 マキタ
6594 日電産
6645 オムロン
6702 富士通
6723 ルネサス
6724 エプソン
6752 パナソニック
6753 シャープ
6758 ソニーG
6762 TDK
6806 ヒロセ電
6857 アドテスト
6861 キーエンス
6869 シスメックス
6920 レーザーテク
6954 ファナック
6965 ホトニクス
6966 三井ハイテク
6967 新光電工
6976 太陽誘電
6981 村田製
6988 日東電
7202 いすゞ
7203 トヨタ
7259 アイシン
7272 ヤマハ発
7309 シマノ
7701 島津
7733 オリンパス
7735 スクリン
7741 HOYA
7747 朝日インテク
7751 キヤノン
7832 バンナムHD
7951 ヤマハ
7974 任天堂
8002 丸紅
8015 豊田通商
8031 三井物
8035 東エレク
8053 住友商
8058 三菱商
8113 ユニチャーム
8766 東京海上
9613 NTTデータ
9684 スクエニHD
9697 カプコン
9962 ミスミG
9983 ファストリ
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