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はっしゃん式Excel企業分析入門<決算分析シート編>無料ダウンロード


投資ツール

はっしゃんが執筆している書籍(2021年秋発売予定)で
Excelを使った決算分析を紹介することになりましたので、
実際にはっしゃんがExcelで企業分析していた頃の
自作分析シートを無料ダウンロード提供します。

現在は決算短信のXBRLデータから
プログラムで分析していますが、
より細かく見る点ではExcelが優れています。

分析シートには、

・過去3年+今期+決算と月次情報を分析するタイプ
・過去4年+今期の5年間の決算を理論株価で分析するタイプ
・今期+5年後までの中期経営計画を分析するタイプ

の3種類があります。

今回紹介するのは、過去5年間分析用の
「決算分析シート」で時系列分析に向いています。

はっしゃん式では、おなじみの
理論株価を算出することもできます。
(一部の例外処理が省略されている簡易版になります。)

はっしゃんは主に業績と株価が連動する
成長株の発掘や評価に利用していました。

財務三表のビジュアル分析に加え
理論株価から時系列の企業価値について
分析してみましょう。

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Excel分析シートについて

最近は、投資サイト等から
本格的な分析データも簡単に入手できますが、
投資サイトから入手した第三者データと、
自分で試行錯誤しながら1から作った
データとでは価値が違うと思います。

例えば、イチロー選手も次のように述べています。

やってみて「ダメだ」とわかったことと、
はじめから「ダメだ」と言われたことは、
違います

意味は、お分かりですよね。

自分で分析してみよう

決算書から財務三表の数字を1つ1つ拾っていって、
企業のファンダメンタルズ
手作業で分析していくことは、
投資家としてのスキルアップにも、
有効なのではないかと思います。

例えば、数字を入力しながら、
もう少し利益が伸びればどうなる?
など、仮説検証も簡単にできます。

はっしゃん自身、現在は自作プログラムでの
プログラム分析が中心となっていて、
Excelは一部のデータ入力に使う程度ですが、
企業分析を志した頃にExcelで積み重ねた
ノウハウが原点になっています。

理論より実践という言葉がありますが、
分析と投資判断の積み重ねが、まさに実践ですね。

決算分析シートの使い方(入力編)

【はっしゃん式】決算分析シートでは、
決算書から数字を入力していくだけで、
5年分の時系列分析シートを完成させることができます。

シートは2つに分かれています。

・決算入力シート (入力シート)
・決算分析シート (分析シート)

決算予想シート(入力シート)

1ページのみの構成になっています。
最初に右上の証券コードや会社名、決算年、決算月を入力します。
入力欄のセル背景色を薄い黄色にしています。

決算分析の入力シート画面

時系列決算データ比較

 決算短信(本決算)の財務三表からPL、BS、CFの基本科目を入力します。過去4年分+今期分を用意しています。
 合わせて発行済株式数や期末株価も入力しましょう。

今期会社予想

 四半期決算書から今期会社予想を入力します。(四季報や自己予想を使うこともできます。)

四半期決算

 今期の四半期決算から科目を入力していきます。
 同様に、発行済株式数や四半期末の株価も入力しましょう。
 (売上や利益の進捗率を自動計算してくれます。)

入力後のシート

 過去4年+今期1Qまで入力した状態の<6532>ベイカレントのシートです。(2022年3月期)

ベイカレントの決算入力シート

決算分析シートの使い方(分析編)

はっしゃん式決算分析シートでは、
入力シートにデータ入力すると、
分析シートにデータが自動反映される仕組みです。

決算分析シートを使って、
時系列の企業分析をしていきます。

決算分析シート

 過去4期+今期の5年分の決算と企業価値の推移を分かりやすくビジュアル表示します。
 先ほどデータ入力した<6532>ベイカレントの分析シートです。

ベイカレントの決算分析シート画面

以下にグラフの見方を簡単に紹介しますが、
決算書分析の知識が必要となります。
近日発売予定のはっしゃんの著作をお待ちください。

■時系列決算データ比較(PL、BS、CF)
 5年間の決算データ推移をPL、BS、CFに分けてまとめています。
■左上グラフ(主要項目グラフ)
 売上、経常利益、発行済株式数、時価総額、EPS、現金残の5年推移です。
 発行済株式数を除いた項目がバランスよく右肩上がりになっているかを確認します。
■中央上グラフ(BSグラフ)
 1株総資産と1株純資産、PBRと理論PBR(理論株価から計算したPBR)の5年推移になります。
 右肩上がりになっているか確認しますが、PBRが上昇しすぎている場合は割高のサインとなり注意です。
■右上グラフ(理論株価グラフ)
 理論株価とその構成要素である資産価値と事業価値、そして株価の5年推移です。
 成長株の場合は事業価値が右肩上がりになっているかどうか。
 株価と理論株価が連動して上昇しているかを確認します。
■左下グラフ(PLグラフ)
 売上、粗利益、販管費、経常利益、および販管費率、利益率の5年推移です。
 売上原価や販管費が経常利益に与える影響を見ます。
 優良成長株の場合は、スケールメリットから経常利益率が増加するはずで、それが理論株価の上昇因子になります。
 そうなっていない場合、成長性に問題がないか原因を調べる必要があります。
 売上原価や販管費の上昇は問題ありですが、のれん代、減価償却、研究開発費などの場合は除外して評価の余地があります。
■中央下グラフ(ROA・ROE・PERのグラフ)
 ROAとROE、PERと理論PER(理論株価から計算したPER)の5年推移になります。
 右肩上がりになっているか確認しますが、PERが上昇しすぎている場合は割高のサインとなり注意です。
■右下グラフ(CFグラフ)
 営業CF、投資CF、財務CF、FCFを5年分まとめて積み上げ表示します。
 優良株の場合は、営業CFが+、投資CF-、財務CF-かつFCF+が期待値ですが、
 成長株の場合は、営業CF-や財務CF+でも現金残に余裕があれば許容できます。
 余力がない場合は、ファイナンスを想定する必要があります。
※一般的な分析と異なる点は、はっしゃん式ではEPSやROA、ROE、PERを純利益ではなく、「経常利益x70%」から計算している点です。
 これは、継続性のない特別利益や特別損失を企業価値から除外するためのものです。
 ただし、のれん代や減価償却費はそのまま乗ることになるので、より収益力に特化して分析したい場合、手動で除外してください。

自分で分析するメリット

このシートでは、一般にはあまり知られていないような
企業の特性や情報まで抽出することができます。

このような決算書データに隠された
企業の特性や強みを知ることが、
投資方針を柔軟かつ強固にし、的確な投資判断の礎
となっていくことでしょう。

自分でする企業分析に興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

同業他社比較で、利益率や成長率からオンリーワン企業を
探す方法については、下記コラムも参考にしてください。

決算分析シートのダウンロード

使用条件

はっしゃん式決算分析シートは、無料提供しますが、はっしゃんの著作物です。
ダウンロードした場合、下記の使用条件に同意したものとみなします。

分析シートのサポートは行いません。
分析シート使用により発生した事象について、はっしゃんは一切の責任は負いません。
分析シートの改変や商用利用、再配布は禁止します。(特別に、はっしゃんが認めた場合を除く)
分析シートのキャプチャ画像は自由に流布してかまいませんが、
はっしゃんとの共同著作物とします。(クレジット表記は消さないこと)

ダウンロード

下記リンクをクリックして、ダウンロードしてください。

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