株ブログ はっしゃん式 発掘チャート


賢者は歴史に学ぶ。株式市場の記憶に残る名場面を株価チャートで再現して振り返る懐古的株ブログ

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<3807>フィスコ18日連続ストップ高で株価10倍マネーゲームの真相


発掘チャート

今回は日本記録となっている
フィスコの18日連続ストップ高の
株価チャートを紹介します。

フィスコは、金融関連ニュースを
提供している会社として、
個人投資家にもおなじみですね。

発掘チャート<3087>フィスコ

あのリーマン・ショックの暴落から
まだ半年程度の2009年2月26日。

フィスコの18日連続ストップ高は、
現在も連続ストップ高の日本最高記録
として残っています。

現在は、3日連続で株価が付かない場合は、
値幅制限2倍の措置が追加されていますが、
フィスコの18日連続ストップ高では、
途中で株価が付かなかった日はないため、
今後も抜かれる可能性があるかもしれません。

■日足チャート(1999年9月-2000年9月) ※株価は2019年の水準に分割補正されています。

■株価推移
2009/01/30 12,000円
2009/02/02 14,000円 *1日目
2009/02/03 16,000円 *2日目
2009/02/04 18,000円 *3日目
2009/02/05 20,000円 *4日目
2009/02/06 23,000円 *5日目
2009/02/09 26,000円 *6日目
2009/02/10 29,000円 *7日目
2009/02/12 32,000円 *8日目
2009/02/13 36,000円 *9日目
2009/02/16 40,000円 *10日目
2009/02/17 44,000円 *11日目
2009/02/18 48,000円 *12日目
2009/02/19 52,000円 *13日目
2009/02/20 57,000円 *14日目
2009/02/23 62,000円 *15日目
2009/02/24 67,000円 *16日目
2009/02/25 72,000円 *17日目
2009/02/26 82,000円 *18日目
2009/02/27 72,000円

連続記録の前後の株価を比べると、
2009/01/30 12,000円
2009/02/02 82,000円 (+583.3%)
となっています。

ちなみに、19日目の2/27にも
始値は92,000円のストップ高でしたが、
崩れてストップ安になりました。

このとき2/27の場中高値では、
直近安値から株価10倍を記録しています。
2009/01/23 9,130円
2009/02/27 92,000円 (10.08倍)

20日連続ストップ安の日本記録を持っているのが光通信です。
この記録は値幅制限2倍ルールにより、永遠不滅でしょう。

連続ストップ高の真相

たった1ヶ月で株価10倍になるとは、
いったいどのような材料なのか?
と、気になるところですが、
チョウ・ヒジュン氏という人物による
大量の買いによるものでした。

18日連続までのストップ高記録は、
17日連続のバリュークリックジャパンでしたが、
(ライブドア流の100分割によるもの)
前の連続記録を1日更新したところで、
大量買いは終わり、急落に転じました。

ちなみに、取得比率が5%を超えた時点で、
大量保有報告書の提出義務が発生します。

当時の大量保有報告書には、
チョウ・ヒジュン氏の取得目的は、
経営参加目的として取得
と記載されていましたが、
実際は、株価が数倍に上昇した時点で
売りに転じていますから、
トレーディング目的だったことになります。

連続ストップ高日本記録の真相が、
業績相場ではなく、トレーディング目的の
マネーゲームだったとは、
なんとも株式市場らしいですね。

ライブドアが100分割で15日連続ストップ高になった理由とは?

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その後のフィスコ

■月足チャート(2008年8月-2019年11月)フィスコの10年チャート

その後、フィスコは18日連続ストップ高前の
安値を1度も下回っていません。
(経営陣にとって思わぬ幸運でしょうか。)

連続ストップ高の崩壊後は、
4年ほど株価低迷が続きましたが、
アベノミクス相場では、
株価10倍以上に上昇。

2019年11月現在でも、
18日連続ストップ高ピーク付近の
株価を維持しています。

関連リンク

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あとがき

私たちは株価チャートを
結果から見て評価する傾向にありますが、
実際の相場は現在進行形ですから、
当時の業績や市場期待、需給を投影した
株価チャートは貴重な実録データです。

「賢者は歴史から学ぶ」といいます。
今も昔も株式投資の基本コンセプトは
「将来、値上がりしそうな株を買う」
ということで同じですから、
過去を知るということは、
未来を知ることに通じると思います。

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