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暴落で勇気を持って買いたい人のためのバーゲンハンティング戦略


投資コラム

はっしゃんです。
今回は「暴落買い」をテーマとした
コラムを紹介します。

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右肩下がり時の長期投資戦略

このコラムは2007年の
上海ショック時に執筆したものですが、
12年以上経過した2020年でも
参考になる内容かと思います。

当時はライブドアショック後、
小型株や成長株が売られ続け、
これまでの投資法が通じなくなり
苦戦していた時期になります。

(その後リーマンショックから
 市況はさらに悪化します。)

特に相場が右肩上がりではなく、
右肩下がりになってくると、
バーゲンハンティング戦略
有効な選択肢になってきます。

長期投資やリスク管理の
基本方針は変わりませんが、
アベノミクス期「大きく増やす」
に重点をおいていたのに比べ
より安全志向の戦略です。

このコラムは、当時の環境の中で、
暴落時買いの勇気を奮い立たせるため、
自分自身のために書いた側面もあります。

バーゲンハンティング戦略のすすめ

暴落相場は、何のために
投資をしているのか考え直す
よい機会だと思います。

いい銘柄を安く買うのが
株式投資の基本ですよね?

暴落相場と投資スタンス

相場が暴落したからといって
投資スタンスを変更すべきではありません。

はっしゃんの場合は、
自分で探し出した買いたい銘柄、
自分の好きな銘柄に長期投資という
スタンスでやっていますので、
相場が暴落しているからといって
これを変更することはありません。

暴落相場で企業価値は変わらない

相場が暴落したからといって、
企業の本質的な価値は、
1円たりとも変わりませんから、
別にどうでもいいことです。

これが大原則ですね。

もちろん暴落の種類によっては、
企業が連鎖倒産したり、
その直前まで行く可能性があるので、
影響を見極めることは必要です。

暴落相場はバーゲンセール

その上で、年に何回かは
必ず暴落局面は発生しますから、
積極的に利用するようにします。

(数年に1回の割合で
 大暴落も発生します。)

いい銘柄を安く買うためには、
このような暴落局面だけを
狙って買えばよいのです。

企業の本質的な価値は
全く変わらないわけですから、
まさにバーゲンセール状態です。

右肩上がり時とは異なり、
相場が右肩下がりの時は、
暴落待ちの方が効率的に
なる場合が多いです。

暴落相場と資金管理

さて、暴落時に買うためには、
暴落局面以外では、ひたすら
キャッシュを貯めることです。

平時の売買は自粛しましょう。
どんな相場であっても、
待っていれば暴落局面は
必ずやってきます。

多くの人は、何の疑問も持たず、
何でもない局面で買ってしまいます。
待っていればバーゲンセールがあるんですが。

今回キャッシュがない人は、
次の暴落局面には出動できるように、
資金管理をするようにしましょう。

暴落相場とターゲッティング

バーゲンセールでは、
目移りしやすいものです。

チャンスを逃さないためにも
買いたい銘柄は暴落前に
十分な調査・分析を行い
あらかじめ決めておきましょう

平時の時間は、暴落局面で
買う銘柄を決めるために
存在しているのです。

暴落相場とエントリーポイント

買いたい銘柄が信じられないような
激安価格になったときだけ
買うようにしましょう。

バーゲンセールは最初より
2叩き目、3叩き目が安くなります。
買い目標は具体的な数値目標
設定するようにしましょう。

暴落相場とテクニカル要素

暴落時の相場は企業価値より、
目先の需給が優先されますから、
予測のできない難しい局面です。

どれだけ有望な銘柄であっても、
下げている途中で買うのは危険です。
下げ止まって反発するのを待ってから、
余裕を持って買いましょう。

具体的には、
「希望買付価格を下回っていて
 かつ直近安値から○%反発後に買う」
のような数値目標を設定します。

暴落相場とロスカット

また、購入後も株価が安全圏に
上昇するまでは損切り設定を忘れずに。

あなたの分析や売買判断が
常に正しいとは限りません。

損切りは誰にでもあるエントリーミスの
リスクをヘッジするのに有効です。

暴落時では、反発の確認後、
直近安値の上に逆指値注文を
出しておくのが有用でしょう。

(はっしゃんの場合は、
 買値を1円でも下回れば損切り
 が原則です。)

暴落相場と長期投資

本当にいい銘柄を安く買って
ある程度、長期間保有しておけば、
企業価値が上昇していきますから、
例え暴落相場になったとしても
株価が買値を下回ることはなくなります

(そうでない場合は、
 買った銘柄が間違っていたか、
 買ったタイミングが間違っていたかの
 どちらかということになりますので、
 損切り対象になります。)

暴落相場とストレスの関係

いい銘柄というのは、長く持てば
持つほど良くなっていきます。
1年程度では分かりにくいと思いますが、
3年経てばかなり違ってきます

ストレスのない健全な株式投資を
長く続けるためには、
含み損の銘柄を一切持たないこと
が重要です。

含み損の銘柄を保有していなければ、
暴落相場もほとんど関係ないことです。

何回やっても損切りになる人のための改善策

バーゲンハンティング戦略10ヵ条

暴落時買いには、はっしゃんの
投資哲学が集約されています。

・自分で探した好きな銘柄、
 買いたい銘柄を投資対象とする

・相場が暴落したからといって、
 企業の本質的価値は変わらない

・従っていい銘柄を安く買うためには、
 暴落局面を狙って買うのがよい

・そのためにはキャッシュを貯めておくこと。
 資金管理を優先し平時の売買は自粛しましょう。

・買いたい銘柄は暴落前から
 十分に調査分析しておきましょう

・下げている途中で買うのは危険。
 反発するまで待って買いましょう。

・買値は数値目標で設定します。
 安値からの上昇率でよいでしょう。

・分析や判断が常に正しいとは限りません
 損切り設定も忘れずに。(逆指値注文を利用)

・本当にいい銘柄を安く買って
 長期保有すれば買値は下回らないもの

・ストレスのない株式投資を続けるためには、
 含み損の銘柄は一切持たないこと。

ご参考になれば幸いです。

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