成長株として知られるリログループが
新たに4ヶ年の中期経営計画
「第三次オリンピック作戦」
を発表しています。
今回は、リログループを事例に、
はっしゃんのメイン手法の1つである
「中期経営計画から理論株価を算出」
して長期投資する方法について紹介しましょう。
株価ではなく、業績をみる投資の事例として、
ご参考になれば幸いです。
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INDEX
中期計画から理論株価を計算する
リログループでは、中期経営計画を
オリンピック作戦と称して公表していて、
今回で3回目の発表になります。
2015/05/15 第二次オリンピック作戦(2016-2019年3月期)
2019/05/23 第三次オリンピック作戦(2020-2023年3月期)
まず、過去の実績を振り返ります。
第一次オリンピック作戦(2012-2015年3月期)
2012年3月期目標 売上1201 経常利益58 理論株価 439円
2013年3月期目標 売上1206 経常利益67 理論株価 559円
2014年3月期目標 売上1415 経常利益80 理論株価 684円
2015年3月期目標 売上1520 経常利益90 理論株価 785円
中期目標:売上40%増、経常利益73%増、理論株価2.1倍
第二次オリンピック作戦(2016-2019年3月期)
2016年3月期目標 売上1770 経常利益113 理論株価 978円
2017年3月期目標 売上1950 経常利益138 理論株価 1265円
2018年3月期目標 売上2300 経常利益165 理論株価 1634円
2019年3月期目標 売上2700 経常利益200 理論株価 2181円
中期目標:売上68%増、経常利益100%増、理論株価2.7倍
中期計画では、4年後までの売上、経常利益の
目標が公表されていますので、
これらデータから理論株価を計算することができます。
理論株価から中期計画を達成した場合の
おおよその企業価値を把握することができます。
リログループは、過去2回、8ヶ年の
中期計画を達成していますが、
未達に終わる企業も少なくありません。
実際に計画を達成できるかは、
四半期単位で決算進捗を確認しながら判断
していくことになります。
3回目の中期計画は、
2019/5/23に発表されました。
第三次オリンピック作戦(2020-2023年3月期)
2020年3月期目標 売上2800 税引前利益225 理論株価 予2399円
2021年3月期目標 売上3100 税引前利益248 理論株価 予2472円
2022年3月期目標 売上3400 税引前利益286 理論株価 予3110円
2023年3月期目標 売上3700 税引前利益355 理論株価 予4805円
中期目標:売上47%増、税引前利益76%増、理論株価2.2倍
今回も達成できるかどうかは、
神のみぞ知るです。
中期計画投資法まとめ
はっしゃん式中期計画投資法まとめ。
・数年後の理論株価を確認して割安なら購入
・計画が失敗と判断したら引き上げる
・損切りラインも設定しておく
・成長が続く限り投資し続ける
基本はシンプルなババ抜きゲームですが、
企業分析により勝率を上げることができます。
気になる会社の中期計画があったら、
試してみてください。
発掘チャート<8876>リログループ
リログループは買いなのか
はっしゃんは、煽り屋ではないので、
株価30倍になったPBR10倍株を
買いだとは言えませんね。(笑)
これから4年で理論株価2倍ですから、
成長株としてはピークを過ぎつつある感もしますし。
さらにいえば、リログループの
現在の株価は3015円ですから、
(2019年5月28日現在)
既にもう3年後の理論株価まで買われている(笑)
点にも注意が必要かと思います。
ただ成長率10-20%程度の安定成長株に乗るのが、
はっしゃん式長期投資のゾーンではあります。
(急成長は成長倒れになりやすい)
既に保有している場合は、
成長が続く限り投資し続ける方針で
問題ないと思います。
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