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長期投資で成長に比例して配当が増大する優位性


投資コラム

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はっしゃんです。

今回は長期投資・成長株投資と
配当の関係について整理してみます。

インカムゲインについて

長期投資ではインカムゲインも重要です。
金利なしの金融商品に大事なお金を
つぎ込むのは考えにくいでしょう。

成長株投資の最大の目的は、
キャピタルゲインになりますが、
インカムゲインも狙えるなら最高です。

キャピタルゲイン:売買による利益
インカムゲイン:配当による利益

インカムゲインのメリットは持続性です。

株式を持っている以上、
時価は株価に左右されて変動を余儀なくされますが、
そこから得られるインカムゲインは、
株価ほど変動しません。

もちろん、配当も業績によって
減配などのリスクはありますが、
ゼロになってもマイナスにはなりません。(笑)

できるだけ長く投資したいなら利食いは避けることです

配当性向について

EPS(1株利益)の何%を
株主配当として還元するかの比率を
配当性向といいます。

例えばEPSが50円で
配当性向が20%の企業なら
1株配当は10円になります。

株主への利益還元方針として
配当性向を公表している企業も多く、
これらについては、決算書の
「会社の利益配分に関する基本方針」
などの項目で確認することができます。

損切りは必要ですが、回数を減らす工夫もできます。

成長株と増配の関係について

成長株への長期投資が成功した場合、
EPSの増加に比例して、
配当も増配が期待できます。

インカムゲインは出世街道を進んでいく
ように増加しつづけることがあります。

ただし、企業が成長初期にある場合は、
配当よりも投資を優先するので、
配当還元は抑えられるのが普通です。

長期投資において、
もっとも優先すべきは成長性ですので、
企業の成長ステージによって、
配当還元の位置づけが異なること。
インカムゲインは二次的要素であること
を理解しておきましょう。

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成長ステージと配当還元の関係について

成長初期:配当還元(小)事業投資(大)
成長中期:配当還元(中)事業投資(中)
成長末期:配当還元(大)事業投資(小)

成長初期の企業

新興企業など成長初期にある企業は、
成長余地も大きく事業投資を優先します。

インカムゲインは少なくなりますが、
投資に成功すれば、
大きなキャピタルゲインが期待できます。

成長中期の企業

事業が安定成長するようになると、
売上、利益、純資産が
バランスよく増えていきます。

この時期の企業は、
内部留保にも余裕が出てくるため、
売上や利益の増額に比例して、
増配する傾向があります。

EPSの成長や配当性向から
インカムゲインをある程度
予想することも可能です。

設定する目標を変えると結果も変わります。

成長末期の企業

事業成長が鈍化してきて、
売上や利益が横ばいになり、
減収減益も出てきます。

通常、売上や利益が減ると、
株主還元も減らさざる得なくなり、
減配となります。

ただし、体力ある優良企業は、
成長が減速しても当面の間は、
配当を維持する傾向があります。

 例) 日産自動車

しかし、売上や利益が減少する中で、
新規事業に投資せず、
株主還元を拠出し続けることで、
企業の競争力が失われていき、
企業価値、株価は下がっていきます。

このような企業は、
配当を維持できる水準を
業績が下回ると減配となり、
配当で維持されていた株価
暴落して大きなロス要因になる
場合がありますので、
注意が必要です。

手に入れたダイヤモンドは手放さないことです。

累進配当企業について

超大企業では累進配当施策を
採用しているところもあります。

累進配当施策は、

・減配しない
・増配が多い

という株主還元重視の施策です。

例えば、NTTの場合ですと、

2010年度 1株配当30円
2011年度 1株配当35円
2012年度 1株配当40円
2013年度 1株配当42.5円
2014年度 1株配当45円
2015年度 1株配当55円
2016年度 1株配当60円
2017年度 1株配当75円
2018年度 1株配当90円
2019年度 1株配当95円
※配当金額は株式分割を遡って修正しています。

のように10年連続で増配を続けていて、
配当は3倍以上になっています。

似たような累進配当企業には、

NTTドコモ
JT
キヤノン
三菱商事
三井住友FG

などがあります。

これら企業への投資も
注意が必要です。

売上や利益と配当の伸びが
一致しているのが理想ですが、
そうでないことが多いからです。

成長株と呼べる企業はなく、
頂点を過ぎた企業が多そうです。

いずれも巨大企業だけに
余力十分でしょうが、
投資するに当たっては、
業績に懸念や不安がないか
よく確認するようにしましょう。

将来の企業価値を求めて、それで投資判断します。

配当WEBで配当格付チェック

配当格付とは、配当株を

「利回りランク」
「株価下落リスク」
「減配リスク」
「倒産リスク」

の評価項目で6段階に格付けした
はっしゃんが独自に算出している
長期安定運用におすすめの評価指標です。

長期安定運用におすすめの高配当株を6段階に格付け
配当WEBhttp://kabuka.biz/haitou/

配当重視の投資では、
配当利回りや配当性向が重視され、
企業価値や業績リスク
軽視される傾向にあります。

配当WEBでは、利回りランクをベースに、
リスク度で減点して配当株を格付け。

配当を基準に長期投資できる銘柄の
目安を提供しています。

理論株価は市場評価の傾向と同じくROEで決まります。

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長期投資・成長株投資の理想形

長期投資・成長株投資での
理想形のひとつは、
成長株でテンバガーを取り、
配当もテンバガーになって
キャピタルゲインと
インカムゲインの両取り
を狙うことです。

できれば元本利回り20%以上で、
投資元本は配当金で回収します。
そして、究極的には元本以上の利回りとなる
元本利回り100%以上を狙えます。

そのために必要なのは、
長期的に成長を続ける
優良企業に投資し続けること。
小さな利益で手放さないこと。

業績と株価が連動していて、
売上、利益、純資産、配当が
バランスよく増加していく。

10、20年と投資できる
よい投資先を探しましょう。

投資元本を配当で回収できる成長株

最後に、はっしゃん自身の主力株で
10年以上保有しているR社で
配当金で投資元本を回収してしまった
事例を紹介します。

成長株R社 (2020年1月現在)
 購入価格:128万円
 累計配当:135万円(回収率105%)
 時価評価:2432万円(元本比19倍)

成長株でもあるR社は、
配当利回りこそ高くありませんが、
ほぼ毎年のように増配していて、
配当金は、購入時の15倍まで
増えています。

配当利回り5%の銘柄でも
元本回収に20年必要ですが、
この成長株は13年で達成。

現在の元本利回りは約18%
数年ごとに元本をもらえる計算です。

成長株投資の最大の目的は、
キャピタルゲインになりますが、
インカムゲインも狙えるなら最高ですね。

ご参考になれば幸いです。

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